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入院生活に必要なもの

入院が決まったら、手術・入院に関する書類を山ほど受け取ります。
 手術・入院に関する同意書等が多いのですが、その場で書く場合と、持ち帰って入院当日までに提出する場合があります。
 個室を希望する場合、クレジットカードの提示を求められたり、一時払いを求められることがあります。事前にご確認ください。

また、手術に関する説明書類や入院計画書など、担当医師に直接聞いたと思われますが、今一度きちんと手術内容・入院計画を理解するために必ず目を通しましょう。
 内容に不安や疑問がある場合は、入院前までに受診予約をし、再度、担当医師に説明を受け、本当に納得がいく状態で手術・入院を迎えましょう。

まず、入院のしおりに「お持ちいただくもの」という欄がありますので、そちらに最低限必要なものが記載されています。
 病院によっても違いますし、手術や病気によっても違いますので、入院のしおりに記載されているものは必需品です。

必需品も含め、あったら便利な入院時の持ち物を紹介します。

1 病院のホームページなどを確認しましょう

病院によって、備品や設備が異なります。
 ホームページに準備物を記載している病院もあります。そこに記載されているものは必要最低限必要なものですので、確認しましょう。
 入院の準備物は、「個室・大部屋」「女性・男性」「検査入院・手術」「緊急入院・予定入院」などで異なります。

2 入院手続きに必要なもの

  • 診察券
  • 印鑑(シャチハタはダメです)
  • 保険証
  • 普段飲んでいる薬(全て病院に持っていきます)
  • お薬手帳
  • 入院の申込書(病院で事前に渡されている場合)
  • 各種医療受給者証
  • 限度額適用認定証
  • (お持ちの方は)退院証明証

3 必要なもの、あったら便利なもの

1)洗面用具

<必要なもの>

  • 歯ブラシ、歯磨き粉
  • うがい用コップ(プラスチック製など割れないもの)
  • シャンプー・リンス
  • ボディーソープ
  • 洗顔料
  • 髭剃り、カミソリ
  • くし
  • タオル(バスタオル・フェイスタオル・ハンドタオル)
  • 体を洗うタオル
  • 化粧水、リップ、ハンドクリーム
  • 洗濯用洗剤(*)
  • (*)洗濯については自分で洗濯できるか、病院に依頼するのか、料金はいくらかかるのかなど確認しましょう。

<あったら便利なもの>

  • ドライヤーは多くの場合病院の備品で用意されていますので、ご確認ください。

2)食事

<必要なもの>

  • 箸or割り箸(*)
  • スプーン・フォーク(*)
  • 飲み物用のコップ(プラスチック製など割れないもの)
  • (*)使い捨てにすると毎回洗う手間が省けます。
    お箸は病院で用意される場合もありますので確認しましょう。

<あったら便利なもの>

  • ステンレスの水筒(蓋付きマグカップ)
    →お湯を入れておくようにしたり、紅茶など作る際に利用するとよいでしょう。また、入院中は気が滅入ったり、共同生活なので、気が張ったりします。ハーブティーなどは、香りからリラックス効果を得ることもできるでしょう。
  • ふりかけ、のり
    →病院食は味が薄い場合が多く、ご飯は白ご飯です。使用してもよいかは事前に確認しましょう。
  • つまようじ
  • ストロー
  • ペットボトルのキャップにストローがついているもの

3)日用品・身の回りのもの

<必要なもの>

  • 下着(3日分程度)
  • パジャマ(前開きのもの)
    →病衣が良いのか、病院でレンタルできるのか、レンタルしたときの値段など確認しましょう。
  • 靴下
    →手術や病気、治療によって、手術後に着圧ストッキング(靴下)を履くことがあります。ほとんどは病院内の売店で指定したものを準備するように案内されますが、お持ちの方は、いつも使っているもので大丈夫か、事前に確認しましょう。
    また、あまり動くことがないせいか、足元が冷えます。夏でも靴下を忘れなく持参しましょう。
  • スリッパ
    →音が鳴らないものがよいです。クロックスがオススメです。ご高齢の場合は、転倒しにくい履物を選びましょう。
  • 羽織るもの(ガウン、ポンチョ)
    →季節にもよりますが、夏冬問わず、寝間着の上から羽織ることができるものは必要です。夏でも病院内はエアコンがついています。通常、極端に冷える温度設定にはなっていませんが、術後などは寒気がすることもありますので、羽織りものがあった方がいいでしょう。
    また、冬も院内は温かい温度に設定されていますが、敷地内の散歩ができる状態であれば、厚手の上着があるととても便利です。
    パーカーやポンチョなど、圧迫感のない羽織りものをおすすめします。点滴していても着脱できる、肩にかけれる羽織りものが良いです。病院内は空調が効いていますが、売店などへパジャマのまま行くことは特に女性の場合は気になると思います。
  • 箱ティッシュ
  • イヤホン(片耳or両耳)テレビから距離があるので、3mなど長いものを用意しましょう
  • 生理用品
  • レジ袋
    →寝たきりの状態の時、ベッドの柵に括りつけたり、S字フックに引っ掛けたりし、ゴミ箱代わりにします。
  • 筆記用具、メモ帳
    →入院中、病状について主治医から説明を受けます。
  • ハンガー
  • 小さなバッグ
    →売店に行く時、財布、携帯、ハンドタオルなど入れます。
  • 手鏡

<あったら便利なもの>

  • パソコン、タブレット、DVDプレーヤー、ラジオ、ゲーム機など暇をつぶせるもの
    →使用できる環境が制限される場合もありますので、確認しておきましょう。その他、「入院中の暇つぶし」をご参照ください。
  • 耳かき、綿棒
  • 爪切り、はさみ
  • 耳栓
  • ウェットティッシュ
    →動けない時、手を拭いたりします
  • 置き時計(秒針の音が鳴らないもの)
  • S字フック
    →ベッド柵などにかけて使います
  • クリアファイル(入院中もらった書類を入れます)
  • 油性マジック
    →病院へ洗濯物を依頼する時、名前を書きます
  • 夏はうちわ、冬はひざ掛けやストールなど季節で使用するもの

4 最後に

『あれもいるかもしれない』、『これもいるかもしれない』と思い荷物を作ると大量になります。特に短期間の入院の場合、足りないものがあれば買えば良いくらいの気持ちで用意すると良いでしょう。
 病院内や近くにコンビニはあるでしょうし、そのようなコンビニは多少割高になりますが、入院生活で必要なものが揃っています。

限度額適用認定証の手続き

  • 高額医療費制度

  • 手術や入院をすると、保険適用でも、自己負担額が高額になります。
     病院の窓口で支払いをする自己負担の医療費が一定額(自己負担限度額)を超えると、超えた額が戻ってくる「高額医療費制度」があります。
     この制度は、保険診療のみです。自由診療は対象になりません。
     健康保険や国民健康保険に加入している方でしたら、利用できる制度です。
     手続きをしないと戻ってきませんので、知らないと損をしてしまいます。

  • 事前に申請する限度額適用認定証

  • 高額医療費制度を利用し、あとから払い戻されるとはいえ、一時的な支払いは負担が大きいものです。
     そのため、事前に申請を行い、自己負担限度額だけを病院窓口で支払うことができる「限度額適用認定証」を取り寄せておきましょう。

    病院窓口での支払いが8万円を超えそうな場合は、限度額適用認定証を利用した方がよいでしょう。
     自己負担限度額は、年齢や収入により決まります。

  • 手続き方法

  • 手続きは、加入保険により違います。
     国民健康保険加入者は、市区町村の窓口、全国健康保険協会加入者は、協会けんぽで手続きができます。
     窓口まで行かなくても、協会けんぽのホームページから申請書をダウンロードし、郵送で申請することができます。
     書類に不備がないよう、記入例を見ながら申請書を作成しましょう。

    手続き方法
  • 入院時

  • 入院前に取り寄せておくことができたら、入院初日に「限度額適用認定証」を病院窓口に提示します。
     事前に限度額適用認定証を提示しておくと、あとから払い戻されるという流れではなく、自己負担限度額のみの支払いで済みます。

  • 対象になる医療費

  • ここで注意すべき点は、月の初日から末日までに支払う医療費の額が、自己負担限度額を超えているか、が対象となることです。
     7日間の入院でも、月をまたぐ場合は、その月々が自己負担限度額を超えていなければ、高額医療費制度の対象になりません。
     「1回の入院につき」ではなく、「月単位」で自己負担限度額を超えている場合に適用されます。
     また、入院中の食事負担額、差額ベッド代は対象外です。

  • 限度額適用認定証の申請ができなかった場合

  • 事前に限度額適用認定証を申請することができなかった場合は、退院後に高額医療費制度の申請をしましょう。
     その際、払い戻し額の振込口座の記入や、病院窓口で支払った医療費の領収証が必要となります。
     こちらも郵送での申請が可能です。
     申請書等、必要な書類を提出後、払い戻しまで3ヶ月以上かかります。

    事後に申請すると、提出書類も多く、時間を要するため、可能であれば限度額適用認定証を事前に取り寄せておく方がよいでしょう。

    【一言アドバイス】

    国の制度は、基本的に知っている人には優しく、知らない人には厳しく出来ています。知らなかったと言って、わざわざ国や行政が親切に教えてくれることはありません。自分で調べて学ぶ必要があります。ぜひ自分でもしっかり調べてみてください。

民間医療保険の手続き

民間の医療保険に加入されている方は、少なくないでしょう。
 いざという時のために毎月支払いをされていますので、加入されている方は、忘れないように、なるべく早めの手続きをしましょう。

退院後の手続きも可能ですが、明らかに対象となる病の手術・治療の場合は、事前に加入されている保険会社に電話をし、給付金請求の書類を取り寄せましょう。

民間の保険会社に提出する診断書の様式は、会社によって決まっており、指定の様式での提出を求められることが多いため、事前に必要書類を取り寄せる必要があります。
 退院後でも構いませんが、医師のスケジュールにより、数日〜数週間待たされることがあります。入院時に病院へ診断書様式を預けておくと、退院時に受け取ることができる可能性が高く、給付金支給の手続きが早くなります。
 病院側も、「民間の保険会社に出す診断書がありましたら、入院時にご持参ください。」という案内をすることが多いようです。

保険加入時に、営業担当者がいたら、その方に直接連絡を入れましょう。営業担当者がいない場合は、保険請求のコールセンターに電話をしましょう。手元に、加入時の保険証券があるとスムーズに進みます。

保険会社に電話をすると、病名や手術・治療の正式名称を聞かれます。給付金の支払いの対象になっている病名・手術なのか、確認されることがあります。
 また、その電話で「給付金支給の対象です。」とはなかなか言いません。医師の診断書が提出され、調査されてから、給付金の支給が確定するからです。そのため、「お聞きした内容で間違いがなければ支給の対象ではありますが、診断書を提出頂き、確認がとれましたら確定します。」という内容の返事が返ってきます。

病名だけでも、手術方法によって支給されない場合もあるため、民間の医療保険に加入されている方で、支給対象か気になる場合は、事前に医師から、正式な病名、正式な手術名を確認しておきましょう。
 ほとんどの病院は、手術が決まった際、説明時に、病名や手術方法が記載された書類を患者さんにお渡しします。それに記載された内容を保険会社に伝え、給付金支給対象の確認をしましょう。

入院時の挨拶

入院時に同室者に挨拶をした方が良いのか悩みますよね。
 挨拶といっても、声をかけるだけでいいのか、何か渡すものを持って行くべきか。
 入院は、短期間や長期間、体調がすごく悪い時やちょっとした時など様々です。

入院時の挨拶

1.入院時の挨拶

  • 挨拶のみで良い
    入院時は、顔を合わせたら、挨拶する程度でかまいません。
    「お世話になります。よろしくお願いします」など口頭のみでかまいません。
    あくまでも顔を合わせた場合なので、カーテンを閉めている人に対してわざわざカーテンを開けて挨拶する必要はありません。
    カーテンを閉めているということは、具合が悪かったり、必要以上に関わることを避けている人です。そのような方にとって無理に話しかけられるということはストレスに感じてしまいます。
    同室にいれば嫌でも顔を合わせることはあります。時間が経てば話をする人もいれば、退院まで挨拶のみという方もいます。相手の反応を見ながら対応しましょう。
    挨拶も自分に余裕がある場合のみでかまいません。救急搬送されて入院になった場合は入院の準備をしている暇もありませんし、動けないかもしれません。

  • 渡すものって必要?
    マナーとして決まっているわけではありませんが、お菓子など渡す品物の用意は不要だと思って良いです。
    先に入院されている方がいつから入院されているのか、いつ退院されるのか、また、どんな具合なのかなど全くわかりません。救急病院など、入退院や移室が頻回の場合は数日から1週間で隣のベッドの人が代わるなんてことはよくあります。
    また、他人と全く関わりたくない人や話すことすらしんどい人、治療で食事制限をしている人もいるかもしれません。特に糖尿病の患者さんで間食が禁止だったり、嚥下(飲み込む)機能が低下してて普通のものが食べられない方だと、善意でやったことが事故につながってしまうので、出来れば何も渡さない方が良いと思います。

    どうしても渡したいという場合は、後に残らないもので、ちょっとしたものが良いです。綺麗に包装されたものだと渡された相手もお返しのことを考え気を遣いますし、自分の思いとは反対に悪印象を与えてしまう可能性もあります。初対面で人柄もわからず、関係性ができていないと、本来の意図が伝わらないこともありますのでご注意ください。入院時に渡すように用意したものも使わなかったなんて話も聞いたことがあります。
    患者さん同士のもののやり取りで、トラブルにつながった例もありますので、なるべく何も渡さない方が良いと思います。

2.入院中

お見舞いのお菓子を同室内で分け合ったりすると良いでしょう。「1人では食べきれないので」と一言添えて渡すと、相手の方も気負わず受け取れます。
 ただし、渡す際には食事制限を行っていないかなど気をつけましょう。

3.退院時の挨拶

入院中の様子を見て、前者にならうと良いです。入院が数日一緒だった方でも、前者にならい、ものを渡される方もいます。私が入院した際も、数日だけ同室だった方から、ティッシュをいただきました。これは、入院中の関係性にもよると思います。仲良くなったり、お世話になると自然と挨拶したいという気持ちも湧いてくるでしょう。
 渡すものについては、相手に気を使わせない金額で、消耗品が望ましいです。例えば、ティッシュBOX、ウェットティッシュ、テレビカード、200〜300円程度のお菓子、ミネラルウォーターなど。

 お菓子は1人一箱というよりお裾分けの形で渡すと相手も気を使わずにすみます。渡す際には、「お世話になりました。よろしかったらお使い下さい」など一言添えて渡すと良いです。お菓子の箱に一言メッセージを書くのも一つです。
 他にも談話する際に、コーヒーなど飲み物をご馳走することで挨拶に変えるのでも良いでしょう。

退院時の挨拶

後に残るモノは避けた方が良いです。人からもらったモノは処分しにくいですし、入院中のものは病気のことを思い出します。また、帰る時荷物になります。
 注意していただきたいのは、自分が使っていたテレビカードを必要ないからとあげてしまうことです。使いかけは入院が長いことを物語らせることもありますので、「ほしい」と言われない限りは持って帰りましょう。

最後に、義理や形式で行うと相手がしんどい時に話しかけてしまったり、ありがた迷惑になってしまったりします。あくまでも気持ちの問題なので、何か渡したいと思ったら渡すのでよいです。

個室のメリット

画像引用:慶應義塾大学病院

慶應義塾大学病院

入院することに対し、病気のことや手術のこと、治療のことなど、不安になることは多いものです。その中に、入院生活、他の入院患者さんとの共同生活に対して不安を抱えている人は少なくありません。

2人部屋、4人部屋、6人部屋と、入院当日にならなければ、どの部屋でどんな方と同室になるかわかりません。同室に、同じ病気を抱える人、手術を受ける人がいたりすると、情報交換ができたり、気が合う人がいれば会話もでき、寂しくもなく、楽しむこともできるでしょう。
 逆に、他の人と同じ部屋での生活は、カーテンで仕切られるとはいえ、見舞客や生活音など、気に掛けなければいけないことが多くあります。そこで、個室の利用を希望する人がいます。

ここでは、個室のメリットについて説明します。

事前に個室を希望していても、入院日に空いていない場合は利用できないなど、確約できない場合があります。
 個室の料金は、地域・病院で様々ですが、部屋のグレードにより、安いとことでは1日4,000円から、高いところだと20,000円から30,000円、また、それ以上の病院もあります。
 部屋のグレード、種類も様々ですが、一人部屋というだけではなく、ソファーが備え付けられていたり、トイレやシャワーがある部屋もあります。テレビも無料であったり、電話がついていることもあります。

【個室のメリット】

  • プライバシーが保たれるので、気を遣わずに生活出来る。
  • 面会時間がほとんど制限されないため、比較的自由にお見舞いにきてもらえます。
  • 音を気にせず過ごせるので快適です。
  • 窓がついている部屋が多いため、景色が見え開放的な気持ちになれる。
  • 部屋によっては、テレビや電話、シャワー室がついていて快適な入院生活を送ることが出来る。
個室のメリット

【個室のデメリット】

  • 保険適用外であり、毎日個室代がかかってしまう。
  • 他の患者さんとの接点が少なくなるので、情報交換や交流が出来ず、孤独を感じることがある。
個室のデメリット
  • ※病院ごとの違いや個室料金の違いによって、部屋のサイズが異なったり、設備が少なかったりと差があるようです。

 

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